ホームヘルパーは資格が必須?

ホームヘルパーとは、名前の通り自宅で暮らす介護が必要な方の日常生活においての食事などの援助を行なう介護スタッフのことをいい、介護保険上では、訪問介護員と呼ばれています。
ホームヘルパーが行なう仕事は、食事や入浴、着替えの介助などの直接身体に触れる介助と、流動食や治療食の調理を含むそれらに伴う支度や片付けを行なう身体介護、洗濯や買い物、薬の受け取りなどの生活援助のほか、通院などのための車の乗降の介助であります。

主な仕事の中で生活援助については、家事代行に似たところもあり、家政婦やお手伝いさんと間違われ易いですが、利用者と同居している家族の食事の準備や洗濯をはじめ、庭の草刈りや大掃除などの大がかりな家事は支援対象外です。
あくまでもホームヘルパーは、要介護認定を受けた方を対処にサービスを提供するのが役割なのです。

またホームヘルパーの仕事である身体介護は資格が必要な業務です。
そのためホームヘルパーとして活躍するには、介護に関する資格が必要となり、その資格には最短で1ヶ月ほどで取得できる介護職員初任者研修から国家資格の介護福祉士までの3つがあります。
とはいえ、資格のない方でも単独では行なえないが、ベテランホームヘルパーの補助として生活援助の仕事が行なえる場合もあり、施設や事業所によっては、資格取得支援制度を設けているので、それを利用すれば働きながら資格が取得できるでしょう。
資格を取得すれば、有効期限があるわけではないため、個人的事情で一時仕事から離れていた際の再就職やほかの施設からの転職などの場合でも、比較的職場が見つけやすいといえるでしょう。