守るべき基本的態度とは

ホームヘルパーへ転職したら、必ず守るべき基本的態度があるので、しっかり抑えておくことが肝心です。

そもそもホームヘルパーの仕事の主な目的は、身体介護と生活援助の両面から、利用者の生活をサポートすることです。
そして利用者との信頼関係を築くためには、その価値観やライフスタイルを尊重することが必要となります。
さらに利用者とは一人の人間として向き合い、共感的態度で接することも大切になります。
そのうえで、利用者が常に安全かつ安心して毎日を過ごせるように務めなければならないのです。
また、ホームヘルパーとしての責任や社会的役割を果たすために、専門知識や技術の習得、あるいは日々の研鑽や努力も惜しんではなりません。

ホームヘルパーとして実際に業務を行う上では、まず言葉と身だしなみに気をつけましょう。
利用者の居宅を訪問したら、目線を合わせ、自分からすすんで挨拶をすることが大切です。
そして身だしなみも、体を動かしやすく清潔感のある服装を心がけるべきです。
次に必要な態度は、利用者の自己決定を尊重することです。
介護生活の主体はあくまでも利用者であり、どのようなシーンでも利用者が自己決定しやすいように援助を行います。
そして最後に必ず守るべき態度は、プライバシーの保護であり、守秘義務の徹底です。
ホームヘルパーは職務の性質上、利用者の家庭についてのプライバシーに多く触れることになります。
したがって、どんなに些細なことであっても、それを絶対に第三者に漏らすようなことはあってはなりません。
もちろん、利用者の家庭内の事情を必要以上に探ることなど論外です。